今日は友人とディナー。
しかもなんと! まさかの御馳走をしてくれるということで、
予定を早く切り上げ、待ち合わせ場所へと直行する。
鎌倉でイタリアン…はてはて、いったいどこのお店なんだろうかと妄想しつつ、友人と合流。
なんでも小町通りを横道にそれた、閑静な一画に立地するらしいのだが・・・
見えてきたのがこちら、オステリア・コマチーナ。
小町通りだから、コマチーナ??
いやいや、流石にそれはありえないか・・・と、その件は考えるのを辞め、初訪店となるイタリアンの扉をくぐっていく。
完全にノーマーク店舗ゆえ、前情報は一切なし。
友人曰く、なかなか美味しい本格イタリアンとのことだが、果たして・・・
鎌倉駅から徒歩5分 小町通りから横道にそれた緑に囲まれた閑静なイタリアン、オステリア・コマチーナへ!
小町通りを進み、せんべい屋さんでお馴染みの鎌倉壱番屋を左折。
その一つ目の路地を右折すると、左手に見えてくるのが、
生い茂る緑に囲まれ、まるでジブリ映画に登場するような外観のイタリアン、
オステリア・コマチーナである。
白塗りの壁と、こげ茶の木製家具で統一された店内。
カウンター、テーブル合わせて25席の広々としたフロアとなっており、
自然も同時に味わえる、テラス席も完備されている。
なかなかの小洒落た、いい雰囲気。
周りを見渡せば女子会やカップル、夫婦で食事をしているテーブルばかりで、男2人組は・・・我々だけだ(笑)
事前情報なしのイタリアン。
いったいどんなメニューがあるのか、さっそくチェックしてみると、
スタイリッシュでキリッと統一された店内とはまた対照的に、可愛らしい丸文字の手書きメニュー。
しかしその内容は・・・
うんうん、なんだか期待できそうだ。
じゃがいものラクレットチーズがけ、馬肉のタルタル、
サバのリエットに、イチジク生ハムリコッタチーズ etc…
もちろん、パスタにピッツァ、お肉や魚のメインディッシュも豊富なラインナップとなっており、
あれもこれも頼みたい・・・気持ちではあるものの、今日はご馳走になるので、大人しく友人チョイスを楽しむことに。
また、黒板にもその他メニューが書かれており、デザートドルチェもたくさん。
ドリンクも、ワインをはじめアルコール・ノンアルコールと、種類豊富にラインナップされている。
ではあるが、まず最初はボトルを入れようと、リストをお願い。すると、
「どんな感じかおっしゃっていただければ、好みのものを用意します」
と、ワインに精通したソムリエさんなのか、男性スタッフが丁寧に受け答えしてくれる。
好みはもちろん、値段もしっかりとチェックしたかったのだが(むしろ一番大事w)、
「酸味があまり強くない白で」
とお願いし、提案いただいたのがこちらのワイン。
うむうむ、確かに酸味がおとなしめでスッとした味わいのイタリアンワイン。
それはまるで、「偶然同窓会で再会した初恋の女子がすでに家庭を築いており、どこか微笑ましいような、それでいてやるせないような、心のやり場に困るような、甘いけど苦い・・・(略)」
ということで、さっそく料理をいただいてみよう。
カルパッチョにフリット、マリナーラピッツァとパスタに舌鼓! 〆のラムチョップでお腹いっぱい、赤ワインでほろ酔い気分を満喫した!
そんなオススメの白ワインをいただきつつ、まず最初のサーブされたのがこちら、
炙りガツオのカルパッチョ(¥1260)。
大ぶりのカツオとレッドオニオンが合わさった一品。
とてもさっぱりしており、、、うん、美味い。
炙りカツオの香ばしさが口の中で広がり、それでいて臭みはなく、
柔らかくもしっかりと食感の残る身がとてもウマイ、これはワインにぴったしの一品だ。
そしてお次は、店員さんゴリ押しのサワラのフリット(¥1050)。
「魚へん」に「春」と書いて、「鰆(さわら)」。
旬って感じでもなそうだが、店員さんの一押しらしい。
竜田揚げというよりは、唐揚げ粉なのかな。
こんがりと揚がり、味もついているフリット、これもなかなかウマイ。
サクッとした食感と、タンパクながらもフワッとしたさわら。
ジューシーではない分パクパク食べれるので、これはおつまみとして抜群だ。
つまみもそこそこ、主食のパスタにはこちらの一品。
ポルチーニ茸のパッケリ、クリームソース(¥1470)。
パッケリ、つまりナポリを発祥とする筒状の分厚いパスタだが、この食感が実に美味しい。
主食と言うよりは、こちらもおつまみ感覚といった感じが強いが、
咀嚼するとクリームソースが筒から飛び出し、ポルチーニ茸のかおりが食欲を誘う一品となっている。
いずれもボリュームの点では、男2人を前にして心もとないが、
こと味に関しては、シェフの奮う本格イタリアンって感じビンビンで、うんうん、ウマイ。
そしていよいよ、ガッツリピッツァ。
タコのマリナーラ(¥1470)。
釜で焼かれたピッツァはとても香ばしく、サクサクふわふわで、もっちもち。
酸味の効いたトマトの旨味と、たっぷりオリーブ。
そして、タコのコリコリとした食感が嬉しい、本格ナポリピッツァとなっている。
一口一口じっくりと味わいたくなる、旨味たっぷり絶品ピッツァ。
しかしながら、こちらも上品なボリュームとなっているため、気づけば一瞬、あっという間に胃袋の彼方へ消え去っていく。
そしていよいよメインディッシュ。
・・・だが、その前に、
今度はグラスワインから、イタリア産の赤ワインをいただくことに。
しっかりとしたフルボディ、その香りはさながら・・・(略)。
それに合わせるメインディッシュはもちろん「肉」。
と言うことで、最後の〆にいただくのがこちら、
ラムチョップのグリル(¥1680)。
独特のクセがまた美味い、肉汁たっぷりの柔らかラム。
ナイフがスーッと入っていき、赤身はもちろん、脂身までもが超ジューシー。
最後はしっかり骨までしゃぶりつき、
本格イタリアンのアラカルトフルコース、これにて終了だ。
ボリュームそこそこ、しかし、だからこそいろいろな種類を味わうことのできる本格イタリアン、オステリア・コマチーナ。
その味は紛れもなく絶品、シェフのアズーリ愛がひしひしと伝わる料理の数々と、一押しのイタリアンワインに、舌鼓を鳴らしまくりだ。
お腹いっぱい、大満足。
今日はぐっすり家でスヤスヤ・・・なわけも無く、
この後は和田塚のバー、「ザ・バンク」でマティーニを煽り、
寿司が食いたいと言う気まぐれから、わざわざ横浜の「すしざんまい」まで繰り出すという未来を、いったい誰が想像つくだろうか(いや、つかない)。
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オステリア コマチーナ(Osteria Comacina)
●おすてりあ こまちーな
●住所:神奈川県鎌倉市小町2-6-12 KUSUNOKI443 1F
●営業時間:
11:30〜14:00(ラストオーダー)
ディナー
18:00〜21:00(ラストオーダー)
(月曜日は20:00ラストオーダー)
●定休日:火曜定休
(祝日の月曜日はお休みの場合有り)
その他不定休有り
●TEL:0467-23-2312
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