友人が藤沢に遊びくるというので、お店のチョイスを任された、私よしつね。
和食、中華、はたまた格安居酒屋など、いろいろとオススメはあるが、その中でふと舞い降りてきた案が、
蕎麦粉食堂Buckwheat(バックウィート)。
今から一年ほど前に訪店した際は、蕎麦粉を使ったパスタや、一風変わったイタリアン料理など、
ワインとともにたっぷり味わい、お腹いっぱい大満足した同店。
ここなら外すことはないだろう・・・と、さっそく食べログ経由で予約。
さらには溜まっていた1200ポイントも使用し、ウキウキしながら当日を迎える。
蕎麦とイタリアのコラボレーション。
ワクワク、さっそくお店へと入っていく・・・
藤沢の蕎麦粉イタリアン、蕎麦粉食堂Buckwheat(バックウィート)へ再訪! 江ノ電も見えるオシャレ空間、ワインも格安!
藤沢駅南口を下車し、歩くこと5分。
江ノ電沿いのビル2階にお店を構えるのが、
こちらの蕎麦粉イタリアン、
蕎麦粉食堂 Buckwheat。
前回お邪魔した際は、シェフと会話を挟みつつ、蕎麦とイタリアンの絶品コンビネーションに舌鼓。
ほろ酔い気分で店を後にした記憶があるが、、、
それから一年、さらなる進化を遂げているのかを確認すべく、
「予約したよしつねです」と店員さんに告げ、目の前を江ノ電が通過する窓際の席へと案内される。
厨房に向かってカウンターが6席、
その他テーブル20席、ボックス4席と用意されており、明るすぎず暗すぎず、雰囲気良しの小洒落た店内。
今回はシェフと話せる距離感ではないが、その分料理との真剣勝負ができるってことで、
さっそくドリンクからチェックすることに。
輸入ビールから日本酒、焼酎にカクテルの種類も豊富ではあるが、
同店では卸価格に近いリーズナブルな価格でワインボトルを入れることが出来るので、
泡系、ロゼ、白、赤といろいろラインナップされているが、
まずはお手並み拝見、白のフルボトル最安値、シチリアのワイン(¥1900)を頂くことに。
・・・が、数分待たされた後に、まさかの在庫なし orz
ついてないなぁ・・・と思いつつ、「こっちのオーガニックのは在庫ありますか??」と聞くと、
再びワインセラーをあさりつつ、今度は在庫があったようなので、そのままグラスやワインクーラーの準備に取り掛かる店員さん。
まだ注文をしたわけではないので、まずは在庫の有無を一言欲しいなぁ・・・とわだかまりを抱えつつ、
2600円のイタリアンワインを頂くことに。
若干コストは上がったものの(それでも安いが・・笑)、
スッキリとした飲み口、香りもよくてとても美味しい。
というわけで、こいつにあう料理とは一体なにか。
蕎麦とイタリアのコラボレーション、さっそくメニューのチェックへ!
蕎麦の実サラダに、伸びるチーズのシャット! しらすのガレットに蕎麦粉を使った郷土料理パスタ、ピッツォッケリを頂くも・・・
なんでそもそも蕎麦なの??
という疑問に対するアンサーとしては、
スイス寄りの山岳地帯では思うように小麦が育たず、より環境に適した蕎麦の実が重宝されたため、
ロンバルディア州ヴァルテッリーナでは、古くから蕎麦を使用したイタリアン料理が食べられてきたのだとか。
そんな背景を持つ郷土料理からは、チーズを蕎麦粉の衣で揚げたシャット(¥500)と、
伝統的な蕎麦パスタ、ピッツォッケリ(¥1200)を注文。
さらに、
塗り潰されたメニューがやたら多いのが気がかりではあるが、その中から、
・蕎麦の実入りグリーンサラダ ¥700
・釜揚げシラスとレモンのガレット ¥1100
を注文することに。
しかし、なぜこんなにも注文できる品が少ないのか・・・
一抹の不安を抱きつつ、
まずはこちらの蕎麦の実入りサラダと、郷土料理のシャットが到着。
サラダはザ・シンプル、レタスのみ。
そこにドレッシングと蕎麦の実が多少かかっている程度なので、正直700円は高いなぁとも感じたが、
プニっとした蕎麦の実の食感がクセになり、サッパリとしていて美味しい。
そして、郷土料理のシャット。
こちらはサクッとこんがり揚がり、とてもモチモチ。
中からはミルキーなチーズがホットクの如く伸び、うんうん、これはめちゃくちゃ美味い。
そば粉の衣自体をたっぷり堪能すべく、塩で頂くもよし。
その他、バジルソースやスパイシーソースでの味変も可能なので、これはお得、頼んで成功だ。
そしてお次は、こちらのガレット。
う〜ん、なんだろう。
オシャレな映え料理の一角をなすジャンルだけに、見た目は正直、あまりいいものとは言えないような、そうでもないような。
とは言え、重要なのは味。
さっそく一口いただいてみるものの・・・う〜ん。
こちらも焼き過ぎなのか、香ばしい反面そば粉のかおりを楽しめるものではなく、
釜揚げしらすも痩せ細っており、申し訳ないが・・・ショボい。
これが他県であれば何もいうことはないのだが、
地元湘南がしらすの名産とあっては、「これ、どこのしらすだよ?」と突っ込みたくなるような、なんだか寂しいものとなっており、
これで1100円とるのか・・・と、凹む。
↑湘南の釜揚げしらすはこうでなきゃ・・・ね
想像以上に進まないワインも虚しく、
最後にいただくのがこちらのピッツォッケリ。
ガーリックがきき、チーズがとろけた一品は、確かに・・・うん、まぁ味は美味しい。
美味しいんだけど、これ、蕎麦じゃなくてパスタの方が合うだろうなぁ・・・と、まさかの「そもそも論」へ突入。
いや、やっぱり少し違う。
前回いただいた際は、蕎麦ならではの食感や風味といったものが確かに感じられたのだが、
今回のは蕎麦がのぺっとしており、チーズとの調和もまるでなし・・・これだったら普通のパスタの方が合うだろうなといった感じだろうか。
本当に同じ店??
こんな感じじゃなかったのに・・・
という、拭い去り難い違和感。
友人をお招きしての再訪は、正直、非常に悲しい結果に終わる・・・
メニューには横線だらけ。
ワインの管理からオペレーションに至るまで、思い越せば怪しい点がポツポツ。
そして極め付けは、私が一生懸命ためた1200円分のポイントを引き忘れるという、
大きな大きな失態・・・orz
(もちろん、訂正いただきましたが・・)
本当に同じ店なのか。
前回が出来すぎていただけなのか。
あらゆる点において、確実に質が下がったとしか言いようのない同店。
唯一無二のコンセプトに加え、そのスキルも確かにあったはずなのだが、
なんだかもったいないなぁ・・・
と思った次第です。
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蕎麦粉食堂 Buckwheat(バックウィート)
●ばっくうぃーと
●住所:神奈川県藤沢市鵠沼橘1-1-9 S119ビル 2F
●営業時間:
ランチ11:30~15:00(LO15:00)
ディナー17:00~23:00(LO22:00)
●定休日:火曜日
●TEL:050-5593-7106
●インスタ:sobakosyokudoubuckwheat
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