鎌倉の不動茶屋で食べる和風ラーメンとチャーシュー丼!上品なスープに梅干しを溶かし、さっぱりラーメンをススっていく

 

まだ緊急事態宣言が施行される前のこと、とあるラーメン屋を求めて鎌倉の山の中をウォーキング。

鎌倉でのメシ活をしていると頻繁に耳にするお店なのだが、いまだ暖簾を潜ったこともなく、しかも駅周辺というよりは鶴岡八幡宮方面の木々に囲まれた山の中にあるとのことで、食べログの地図を見ながら目的地を目指す。

 

そして到着したのがこちら、

 

 

大自然の中に立地する休憩どころ、不動茶屋である。

 

カフェや甘味処と言った方がしっくりくるお店だろうが、ラーメンやカレーなどのメニューも用意されており、しかも中々評判の高い同店。

その味を確かめるべく、1人お店に突入するのであった・・・

 

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目次

自然の中にたたずむ憩いの場、不動茶屋へ! ケーキや甘味も頂けるお茶屋さんで、特製の和風ラーメンセット(ミニチャーシュー付き)を注文!

小町通りを八幡宮方面へ直進し、抜ける一本手前の横大路と呼ばれる小道を左折。

周りを山に囲まれ、改めて自然の要塞=鎌倉であることを認識させてくれるような風に揺れる木々の葉音が心地よい裏道を歩いていると、右手に現れるのがこちら、不動茶屋である。

 

 

お店の前に掲げられた看板を見ると、その外観に似つかわしいとは言い難いような、ラーメン、つけ麺といったメニューが並んでいる。

 

普段は、「固め多め濃いめ」の家系早死に三段活用をこよなく愛す、私よしつねであるが、こちらのラーメンは「和風」とのこと。

一体どんな和風ラーメンなのかと興味津々で入り口へ向かうと、平日の13時半ながら数人が順番待ちをしており、外のベンチに座り10分ほど待つ。

 

 

お店の敷地には、巌窟不動尊。

その横には数人が座れるテーブル席が設置されており、外でもお食事をいただけるようだ。

 

 

お店の中は外観のイメージとはまた変わり、アンティーク調のレトロな家具がオシャレ感を演出している。

カウンター4席、テーブル席が2卓で合計8席、そして前述した通り、外のテラス席も4人がけのテーブルが2つ用意されており、自然と歴史を体感しつつ、食事をいただける仕様となっている。

 

カウンター席のはじに座り、お店の内装をくまなくチェック。

やはり、こういったお店は家具や小物などの一つ一つにも味があり、見ていて面白い。

そして、注文する品は決まっていたものの、一応メニューの中身を確認していく。

 

 

グランドメニューをざっと抜粋すると、全て税抜き表記で以下の内容となっている。

 

 

・和風ラーメン ¥750

・チャーシューラーメン ¥1050

・つけ麺 ¥800

・チャーシュー丼 ¥800

・ポークカレー ¥850

・BLTサンド ¥750

・コーヒー(コクテル堂No5) ¥500

・自家製ケーキセット(コーヒー付) ¥750

・クリーム白玉あずき ¥600

 

と、観光地鎌倉を考えると、一般的な料金設定となっており、ランチはもちろん、観光がてらその休憩にも利用できるような、とても使い勝手に良さそうなメニュー内容となっている。

 

いろいろと気になるメニューはあるが、目的であった和風ラーメンを注文。

しかし、それで腹は満たされるのかという疑問が脳裏をよぎり、看板に記載されたオススメメニューから、

 

・和風ラーメンセット(ミニチャーシュー丼付) ¥1100

 

を注文することに。

 

滅多に食べることのない、早死に三段活用以外のラーメン。

果たしてそのあじは・・・

 

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梅干しを溶かしたサッパリ和風スープをずるずるススる! トロトロチャーシューで白飯がススム遅めのランチを満喫

少人数での営業に対し、テラス席まで埋まるほどのお客さん。

そのためか、注文から20分ほどかかり、待ちに焦がれていた和風ラーメンセットがようやく到着。

 

 

お盆の上には、和風ラーメンとミニチャーシュー丼、そして、謎の梅干しが一つちょこんとおいてある。

この梅干しは、ラーメンとチャーシュー丼のどちら用なのか・・・

といった疑問も過ぎったが、ただただ焦らされた胃袋はとうに限界を突破しており、ひとまず和風ラーメンからいただくことに。

 

 

和風ではあるものの、見た目のスープは割とオイリー。

一口いただくとまろやかで少し甘味が感じられるものとなっており、見た目ほどのしょっぱさは無く、白ゴマの風味が効いており、とても優しいスープとなっている。

 

そして、中華そばより若干太い麺をすくい、ずるずるとススル。

 

うん、美味い

 

ほんのり甘味のあるスープと白ゴマが絡みながら、ツルツルで粘り気もなく喉越しのいい麺がズルズルと胃袋へ。

家系などのように、パーツ単体でのインパクトは薄いものの、全てが組み合わさることで、上品で優しい、ほっとするような和風ラーメンが完成されている。

 

強いて言うと、もう少し固麺の方がより喉越しも良くなり自分好みな気がするので、次回は固めでお願いしようと、メモメモ。

 

 

食感のあるシャキシャキのメンマに、トロトロで柔らかい旨味たっぷりのチャーシュー。

半熟の味玉とスープを絡め・・・まずいわけがなかろうが。

どのトッピングも丁寧に仕込まれており、店主のラーメンへの熱意を感じた次第である。

 

 

お次はミニチャーシュー丼。

 

甘くてしょっぱいチャーシューと、そのタレでコーティングされた白飯。

海苔の風味も口で広がり、当たり前であるが、美味い。

 

ラーメンのスープを頂きながら、そのままレンゲでチャーシューご飯をかぶりつく。

その際、命の雨の如く和風スープの雫が丼に降り注ぎ、それがまた相乗効果となって、胃袋へとどんどん放り込まれて行く・・・幸せだ。

 

ともあれ、やはりミニ丼。

味を楽しみつつも、ものの数秒で完食。

ということで・・・

 

 

この梅干しは溶かしてラーメンへ投入することに。

塩ラーメンに梅干しを入れるお店がどこかにあったので、多分この食べ方で大丈夫だろう・・・笑

 

それまでの優しいスープに加わる、梅干しの塩分と酸味。

それが、ほんのり甘い和風スープの味の輪郭をよりハッキリさせ、麺との相性も抜群。

2段階で味変を楽しむことのできる、計算されたラーメンを堪能することができた。

 

 

いつまでも飲みたくなる、白ゴマ風味が香る和風スープ。

家系や二郎系のような中毒性とはまた別の魅力を放つ、上品で優しくも、「ただ優しいだけではなく愛のある優しさ」、そんな店主の思いがこもったような和風ラーメンであった。

 

ネット上の口コミを見ると、ポークカレーが美味いという意見や、あんみつもヤバいとのこと。

 

不動茶屋・・・

もしかしたら、和風ラーメンはまだまだ氷山の一角にすぎないのかもしれない・・・

 

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不動茶屋

●ふどうぢゃや

●住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-2-21

●営業時間:11:00~17:00(L.O.17:00)

●定休日:水曜日

●TEL:0467-22-7839

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