鎌倉で飲み会帰り。
ほろ酔い気分で駅に向かって歩っていくが、急に炭水化物を求めだすカラダ。
あかんあかん。
これをするから、どんどん太っていくんだよ・・・
と、頭では理解出来るものの、適切な行動を取る事が出来ないのが、おデブの性。
目に入っちゃったのが、
駅前の飲食店、あさくさ。
以前食べた、麻婆豆腐定食の辛口。
締め物として、ドンピシャ、腹にくる。
よし、ここで少し暖まってから帰ろう。
と、
いつも通り、お腹第一主義。
ガラガラガラっと入店していくのであった。
鎌倉駅すぐのレストランあさくさ食堂!麻婆豆腐が見当たらず、昔ながらのラーメンと焼売セットをチョイス
鎌倉駅東口から徒歩1分の駅前物件。
超好立地に鎮座する店の名は、あさくさ食堂。
鎌倉なのに、あさくさ食堂。
店の入り口には、
定番の、料理サンプル。
鎌倉でもあまり見なくなってきたコイツだが、古き良き飲食店感、まぁ浅草らしいという言葉で表現していいのか分からないが、そう言うことにしておこう。
今日のワンコインランチ、
牛タンとキャベツのクリーム煮(羽釜で炊いたご飯付き)。
頑張って働く昼のサラリーマンに優しい店。
しかしその横には「秋・ちょい呑みセット」の文字。
頑張って働く昼のサラリーマンに挑戦的な店。
そんなお店のドアをガラガラっと開けると、
中はとても広く、テーブル席がズラリ。
時刻は19時を回っていたからか、
眠るのが早い街、鎌倉では深夜同然。お客さんはちょい呑みをしている男性が一人いるだけ。
愛想の良いオーナーさんが、奥の席へと案内してくれる。
さーて、辛口の麻婆豆腐、それを食って暖まろうと、
メニューを見渡すが、どこにも見当たらない。
おかしい、確かにあったはずなのに・・・
麻婆豆腐どころか、中華のカテゴリーが排除されている。
いかん、、、メニューの再構築をしなければ。
と、振り出しに戻るハメに。
うーん、選択肢はさほど多くはない。
ラーメン系、カレー系、釜げしらす丼系、定食系。
その中でカラダが暖まりつつ、締め物としても機能する一品。
冷静にメニューを読み解くのだ。
・・・
・・・
・・・じゃあ、
・昔ながらのラーメン ¥500(税別)
コレに決定。
メニューの一番上、しかも一番安い品。
当初の予定を狂わされ、考えることを放棄した安直な選択。
しかし、ほろ酔い状態でメニューを読み解くことなど到底不可能。
と言うことで、「昔ながらの」と言うキーワードが引っかかったラーメンに、がっつり肉焼売を付けて、
・ラーメン&肉焼売セット ¥909(税別)
を頂くことにした。
ここのあさくさ、
ホッピーは無い模様。
ちょい呑みセット ¥999円
は、お酒一杯とつまみを10品の中から2品選んで出してくれる、太っ腹セットだ。
駅近だし、使い勝手の良さそうなレストラン。
壁にはズラッと綺麗に揃った、美味しんぼ。壁の上の方には、大きなテレビ。
いわゆる昔ながらの定食屋。
で食べる、昔ながらのラーメン。
さほど浅草感は感じないが、
お手並み拝見といこう。
ザ!昔ながらのラーメン&デカくて肉肉!肉焼売!
セルフサービスの給水機で水を汲み、
注文してから約10分。
やっと登場したのが、
こちら、昔ながらのラーメン&肉焼売のセットだ。
若干アンバランス感は否めないが、セットの肉焼売は3個入り。
ラーメンは、醤油ベースのあっさり系かな。
ネギ、海苔、チャーシューのシンプルなトッピング。
赤く綺麗なチャーシューは、低温調理が成されており、心配なく召し上がって下さいとの事。
しかと心得た。
では早速、スープを一口。
・・・お、おう。あっさりだ。
昔ながらのラーメン、その正体は、胃袋に優しい、あっさりとした薄味の醤油ラーメン。
小さい頃に出前で頼んだような、懐かしい味。
時代が移り変わり、今では色々なラーメン屋さんがある。
そんな数あるラーメン屋さんの中でも家系を愛す私にとって、長らくお会いすることの無かった醤油ラーメン。
昔よく遊んでいたが、成長するにつれ疎遠になっていった友達、いとこ。
その久方ぶりの再開を彷彿とさせるような懐かしさが、胃袋に染み渡っていく。
余計な装飾、一切なし。
ザ!シンプル。
コレは味では無い。
懐かしさ。哀愁。ノスタルジーを楽しむ一品だ。
味の薄さ、麺の柔らかさ、どれも私の好むタイプのラーメンでは無いのだが、求めていた「暖かさ」は、結果として一番得られたのかもしれない。
しかし、
このピンク色のチャーシュー、最高。
柔らかくも肉の食感を存分に味わう事ができ、超大満足。
普通におつまみで注文し、お酒を飲みたい。そんな気分にさせてくれるほど、突出して美味い。
昔ながらのラーメン、いや、チャーシュー。やるなぁ。
さて、お次は、
アンバランスな肉焼売。
一口食べると、コレが結構肉肉しくて美味い!
アツアツじゃない点が少し残念だったが、
中に敷き詰められたお肉の主張が口の中で激しく、
ジューシーで肉汁が飛び出る類いの味ではないが、肉肉しいガッツリ系。
コレはライスに合うタイプの焼売。間違いない。
ハフハフしながら熱さも堪能したかったのが・・・まぁそれは目を瞑ろう。
昔ながらのラーメンを、
啜って、
啜って、
食べていく。
口内に染み渡るノスタルジー。
フラッシュバックするメモリー。
俺も随分、歳をとったもんだ。
そしてやっぱり、
卓上の胡椒をかけたりして、
優しいスープを啜っていく。
そして、バックトゥザフューチャー。
無事に現世へ戻り、過去へのタイムスリップ、終了。
「昔ながら」と言うパワーワード、これってズルく無いでしょうか・・・
なーんて気分に浸りながら、
夜の一人夜会は、ほっこりと幕を閉じるのである。
ひたすら「味」を追い求めてきた姿勢を根底から正されるような、愛のある優しさ。
そんなラーメンに再開でき、感謝である。
でもまぁ・・・
このラーメンの締めに、家系行けるかな・・・
なんて、思わなくも無かったりして(笑)
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本日行ったお店はコチラ
●あさくさしょくどう
●住所:神奈川県鎌倉市小町1-4-13
●営業時間:06:00~20:00
●定休日:火曜日
●カード払いOK
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