コートールド美術館展 開催記念メニューを帝国ホテルのフレンチ、ラブラスリーで堪能!料理とアートの融合に食の奥深さを改めて実感した夜

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還暦の母を祝うため、目指すは銀座、帝国ホテル。

普段はジャージにTシャツの私だが、この日は襟付きのシャツを装備し、期待と緊張のなか歩くこと有楽町駅から5分。

一体どんな人が泊まっているのだろうか・・・

私もいつか泊まれる日が来るのであろうか・・・

という場違い感をひしひしと感じながら、恐る恐るホテルの中へ。

目指すは、フレンチの名店、「ラ ブラスリー(La Brasserie)」である。

先に行っておくと、フレンチなど生まれてから食った記憶がほぼない。というか、恐らくない。

もっと言うと、テーブルマナーはもちろん、フォークとスプーンを使う順番さえ分からない、フレンチど素人である。

そんな私でも、フレンチという食事文化を堪能することができるのか・・・

 

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圧巻のコートールド美術館展記念コース メニューを眺めるだけでも楽しいフレンチ

現在、東京都美術館で開催されている絵画展、

「コートールド美術館展 魅惑の印象派」。

その開催記念として、ゴッホ、ゴーガンといった歴史に名を刻むアーティストと「食」を融合したメニューが、ここラブラスリーにて提供される。

お店の気になる外観はというと、

落ち着いた感じのいかにも高級そうな雰囲気。

入り口には沢山のきらびやかな薔薇。

そしてビシッとスーツを着こなした係の人が出迎えてくれた。

入り口にはメニュー、そして美術館展の書籍などが展示されている。

ほう、これから始まるフレンチ料理というものは一体どんなものなんだ・・・?

この値段、この雰囲気、この緊張感、

同じ飲食店と言えど、ワイワイガヤガヤした安い居酒屋とはどれ程の違いがあるのか。

期待に胸を膨らませ、コースメニューに目をやると、

ほうほう・・・なんじゃこれは??笑

[テムズ川の畔にて]
スコテッシュサーモンのカナッペ

[ゴーガンの黄色とタヒチでの生活]
蟹のタルト ココナッツクリームとマンゴーのヴィネガー風味

[日本に強く憧れたゴッホ]
帆立貝のリソレと優しいクリームスープ(ペーシュ・ドゥ・ヴィーニュのアクセント)

[セザンヌからモネへ]
真鯛のブイヤベース風(セザンヌ)

[ルノワール 女性の美への追求]
ほろほろ鳥の赤ワインブレゼとフォワグラの取り合わせ ジロル茸を添えて

[マネの描くバーテンダーより]
ブラマンジェの柑橘風味とシャンパーニュのグラニテ クープ仕立て

コーヒーor紅茶

・・・なるほど、これがフレンチか。

「きゅうりの一本漬け」「にくじゃが」「鳥のから揚げ」・・・

そんなメニューで育ってきた私には、フレンチのメニュー、一つ取っても斬新で、「見る」「食べる」だけではない楽しみ方を提示されたようであった。

さすが世界三大料理、「食」の奥深さを感じる。

さて、細かいメニューへのツッコミは後にし、まず提供されたのはお店で焼き上げられたパン。

フランスパンとくるみのパン。

バターも添えられて、お代わりは自由だ。

なお、この日は別途で飲み放題プランにしてる。

ラインナップは・・・

と、シンプルな内容。

はじめにスパークリングワインを注いでもらい、いざ勝負スタート。

スプーンとフォークの使う順番も分からない、ど田舎もん。

パリコレのランウェイにせったを履いて登場する感覚に近いだろう・・・

さて、フレンチよ。

決して、この私をガッカリさせるでないぞ・・・

 

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感動のフレンチフルコース 決して家庭で再現出来ない味に「食」の可能性を感じた

さてさて、まず最初はこちら。

[テムズ川の畔にて]

スコットランド産のスモークサーモンがこれでもかと盛られたカナッペ。

これを素手で一口でいただく。

しっかりとスモークされているが、身はパサパサしておらず、下の生地の食感がコリコリしており、とても美味しい。

シャケの塩焼きも好きだが、スモークサーモン、こいつも中々やるなぁ。

同じ素材にも関わらず、日本とヨーロッパでこれほど調理後の姿が異なるとは。

といったところで、一品目終了。

わずか一口であったが、存分にサーモンを堪能することができ、非常に満足。

いつかまたどこかで出会いたい。

そして、、運ばれてくるは二品目。

[ゴーガンの黄色とタヒチでの生活]である。

スパークリングワインからエビスビールに変え、口の中をリフレッシュ。

実はこのメニュー、今回のコースのメイン写真にも使用されており、超絶期待値が上がっていた。

圧巻の絵ヂカラ!

まさに、インスタ映えとはこの料理のためにあるのではないかと感じた次第である。

たっぷり盛られた蟹(上品なマヨネーズあえ)のタルト。

まずは蟹だけ一口。

・・・うまい。

身がしっかりしていて、蟹の旨味が口に広がる。

しかもこのボリューム、ちまちま食べる必要がない分、しっかりと蟹の味を楽しむ事ができるのだ。

さて、問題はこのソース。

なんと、ココナッツ風味というから驚きである。

和食で育った島国の発想の範疇を軽く超える一品、しかもアクセントにはマンゴー。

この組み合わせ、吉と出るか凶と出るか・・・

う・・・うまい。

これは、うますぎる。

甘ったるいココナッツといったものではなく、ほのかに甘いココナッツ風味。そして、マンゴーの甘酸っぱい味。

料理素人の私には、なぜ美味しいのか?が理屈で説明できず歯痒い。

だが、

蟹のふわふわ感とタルト生地の食感、

ココナッツとマンゴー、

さらに、おかひじき?のシャキシャキ感がいい具合にマッチしている。

ゴーガンの前衛的な姿勢がそのまま味となっていて、実に奥深い一品であった(絵画は全く詳しくありません)。

もう気持ち的には満足なのだが、ここからがコース料理の本番だ。

という事で三品目は、

[日本に強く憧れたゴッホ]なる品。

帆立貝のリソレと優しいクリームスープとメニューにあったので、てっきりスープだと思っていたのだが、どちらかというと、少し汁が多めのホタテ料理といったところだ。

と、私が日本語表記にすると、この料理がとんでもなくダサく見えてくるのはなぜだろう。

それはさておき、このホタテ。

こんなに大きいホタテ、食べた事がない。

まさにホタテステーキそのもの。

ちなみにリソレとは・・・塊の肉の表面を強火でしっかりとカラメル化させて旨みを閉じ込める技法らしい。

さて、まずは何もつけずにホタテを一口。

まぁ、そりゃうまいに決まっている。

ただでさえ大好物のホタテ、それがこのサイズで口の中いっぱいに広がるのだから、ただひたすら美味しいの連続だ。

しかし、何か酸味が効いている。しかも何か食べた事があるような、不思議な味。

さてさて、この料理には「ぺーシュ・ドゥ・ヴィーニュのアクセント」とカッコ書きされているが、これ実は「桃」のことらしい。

ホタテの表面にペーストされたアクセントの桃。

これぞ、フレンチ。

と、言わざるおえない、発想の向こう側2連発。

その酸味と、ほのかに香るピーチが実に美味しい。

優しいクリームスープには、シャキシャキな緑と紫の水菜。

見てよし、食べてよし、嗅いでよしの3拍子揃った一品。

ゴッホは日本に強い憧れを抱いてくれていたと言うが、その日本が誇る食材のホタテ。

そして、フランスの素敵な食材であるぺーシュ・ドゥ・ヴィーニュとのマリアージュ。

ここに日仏同盟の成立である。

さて次はメインの魚料理。白ワインを注いでもらい、待つのは[セザンヌからモネへ]と言う、押し寄せる印象派感。

印象派とはなんぞや?と言う、疑問は置いておき、すでに気持ちは真鯛のブイヤベースである。

第一印象、カンペキ。

印象は裏切らない。さすが印象派だ。

付け合わせは、インカの目覚めをコンソメで煮たものらしく、ここでも良好な日仏関係が垣間見れる。

さて、皿の中をあたかも横断政策するかのような、どでかい真鯛。

その真鯛の中心に紳士的にメスをいれるその様は、まさに味覚のファショダ事件とも言えるだろう。

では一口。

・・・うむ、美味しい。

味はもちろんだが、真鯛のその身の柔らかさたるや・・・

筆舌し難いふわふわ感に、シェフの腕を感じる瞬間。

もはやナイフなどいらないのだが、今となっては腹も気分もフランス人。

優雅に、また優雅に口へと運んでいく。

この味、この料理、この空間、全てのものに伝えたい。

メルシー・・・

さて、気になる味であるが、ハッキリいって分からない。と言うより、難しい。

カニミソのような風味が近いのかな・・・と。

真鯛の下には食感の良いネギが敷かれ、ほんのり香る上品な芋もしっとり柔らか。

そして進む白ワイン。

2杯いただき、じっくりと味わい尽くしたところで、次はメインの肉料理である。

セザンヌからモネへ。

そして私は、白から赤へ。

待つは、[ルノワール 女性の美への追求]。

ルノワールよ、追求の成果、しかと見せてみよ。

もう、感動で逆に開いた口が塞がらない。

そこそこ腹も満たされていたはずなのに、オールリセット状態。

スターを取ったマリオさながら、再び湧き上がる食欲と無双感。

メインディッシュ、おそるべし。

さて、その内容はと言うと、

ほろほろ鳥の赤ワインブレゼとフォワグラの取り合わせ ジロル茸を添えて

鳥料理はヨーロッパで女性的な意味合いを持つらしい。

なるほど、だからルノワールなのか。

と、プチ情報。

ブレゼとは弱火で蒸し煮する事らしい。

では、お肉の部位をご覧いただこう。

まずは、「もも」

・・・じゅ、じゅーしー

噛んだ瞬間、肉汁で口の中が洪水状態。

しっとりし、それでいて鶏肉の王道らしい存在感。

それが濃厚なソースとからみあい、こちらのテンションをMAXにあげてくれている。

本日2回目の、メルシー。

次に、「むね」

・・・おぉ、これまたジューシーでうまい!

どちらかと言うと脂身が少なく、パサつきやすい部位でもあるが、おそらくブレゼのなす技なのだろう。

弱火で蒸し煮にする事で、ふんわりした柔らかさを保ち、ジューシーな仕上がりだ。

先ほどのものが、がっつりジューシーなのに対し、胸肉には品の良さを感じる。

中とろと赤身のような感じだろうか、、鶏肉の柔らかい食感、そして旨味をじっくりと味わいたいの私に取っては、胸肉に軍配が上がる。

そして伝説へ・・・ではなく「フォアグラ」へ。

・・・生きてて良かった。

そう思えるくらい、圧倒的クリーミー感。

レバーとはまた違う、ドバッと染み出す汁。

だてに世界三大珍味と言うセレブな職業をこなしているだけのことはある。

フォアグラさん、メルシー(3回目)。

最後にフランスパンをソースにつけ、キレイに完食。

お腹も中々にいっぱいだ。

そしてラストのデザート。

その名も、[マネの描くバーテンダーより]。

ブラマンジェの柑橘風味とシャンパーニュのグラニテ クープ仕立て

とあるが、かろうじて理解できるのは、柑橘風味とシャンパーニュの2語。

分からない単語の列挙、かつて記念受験した某一流大学の英語試験を思い出す。

ブラマンジェとは、一般的にはミルクに味付けをしてをゼラチンで固めたレシピのこと。

グラニテは、ざっくり言うとかき氷。

そして、クープ仕立てというのは、フランス語でカップを意味し、パフェみたいな構造で提供される事を言うのだそうな。

と言う事で、改めて写真を見ていただければ、なんとなく伝わってくれるだろう。

正直、お肉のメインディッシュを食べ、相当お腹も満足していたので、このようなシャーベット系のデザートである事がまず嬉しい。

冷たいしゃりしゃり感、これならナンボでも食べられそうだ。

甘みを抑えたミルク層、柑橘系のスッキリした味わいと、上品で甘いシャリシャリ氷。

気づいたら、まかないのようにサラッと食べていた事実。

ふぅ〜〜

フレンチフルコース、大満足である。

味、見た目、香り、どれをとっても一流であり、さらに読んで楽しいメニュー、気配りが半端ない給仕さん、実に満足の行くものであった。

ま、それなりの料金はかかってしまうが、それはフレンチのコースだから・・・たまにはしょうがないか。

と言う事で、

料理に集中し忘れかけていた母の還暦パーティーは幕を閉じた。

気づけば、もういい時間。

でもこの気持ち、まだまだ帰るには早いかなぁ〜。

と言う事で、有楽町の夜は長いのであった。

 

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