【静岡】しぞーかおでんの大本命,三河屋へ 目の前で焼く静岡牛に、揚げ物!熱々おでんを囲い狭いカウンターでライブ飯を味わう

小田原からの山越え。

沼津で一仕事し、清水、静岡へと車を走らせる。

 

夜は知り合いと会うことになっていたので、その人のオススメするしぞーかおでん(静岡おでん)の名店へ行く事に。

 

予備知識無し、膨らむ妄想。

 

静岡おでんか、、本場で食べるのは初だな

 

魚粉や青海苔をかけて食べる程度の知識。

何を隠そう、おでんは好きだが、本場静岡おでんは初顔合わせ。

 

なんなら静岡駅自体も初めてで、こんなに意外とデカいのかと、少しびっくり。

 

 

イルミネーションも輝き、カップルや学生がいちゃついている。

 

そんな光景を尻目に、スッと冷たい風が吹く公園の片隅で知り合いをじっと待つ。

 

震える足、かじかむ手。

 

俺を暖めてくれるのはおでんだけだ

 

そう自分に言い聞かせ、ブルブルと待つ事数分。

約束の19時ピッタリに合流。

 

初訪問の静岡、

そして謎多き静岡おでん。

 

その味やいかに、、、

 

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目次

静岡駅、新静岡駅から10分 本場しぞーかおでんが食べられる居酒屋の三河屋へ!狭いカウンターとライブ感に終始興奮

合流して歩く事数分。

 

 

ディープな青葉横丁。

その入り口に店を構えるのが、

 

 

静岡おでんの超老舗、三河屋である。

 

中から溢れるお客さんの笑い声。

15席にも満たないカウンター席は、平日といえど既に満席、しばし外で待つ事に。

 

ドアのすき間から聞こえる楽しそうな声。

そして漂う、香ばしいニオイ。

 

鎌倉から下道で来た運転疲れもあるのか、

腹もぐーっと唸りだす。

 

その丁度いいタイミングで2人組みのお客さんが会計。

料理の熱で温まった店内へと入る事が出来た。

 

ぎゅうぎゅうのカウンター。

距離が違い見知らぬ他のお客さんと肩を並べて飲むスタイル。

こういう飲み屋もたまに行くと楽しい。

 

そんなコミュニケーションはさておき、

 

 

目の前に並ぶおでん、そして油と焼きバチ。

 

コレを見てテンションが上がらない人など、

いないはずがない。

 

とりあえず一番搾りの瓶ビールをいただき、

 

 

三河屋での開戦スタート。

 

切り盛りをするのは夫婦のおじちゃんと、おばちゃん。

 

おじちゃんはおでんと揚げ物担当で、おばちゃんが焼き物とドリンクを捌く。

というよりは、スペースの問題で分業制になっている気もするが。

 

「まず何から始める〜??おでんからいく??」

 

と、おばちゃんから一言。

 

やはりおでんから行くのが静岡流なのか、

 

はんぺん、玉子、牛すじ、、あと大根も

 

とオーダー。すると、

 

「静岡はね〜、大根が無いんだよ(笑)」

 

と、おじちゃんからのカウンターパンチ。

 

すかさず隣の常連から、

 

「大根はね〜、出汁変えちゃうから静岡では入れないのよ〜」

 

と、赤ペン先生さながらの解説。

 

静岡おでん、、まじか、、

 

と、本場静岡おでんで味わう、

青天の霹靂。

 

少し恥ずかしい気持ちになりつつも、

勉強になったと心にメモ。

 

 

大根はベンチ入りならず。

しかし、黒く染みた他メンバーが入れば問題なし。

 

魚粉と青海苔をかけて頂く・・・

 

あぁ、うまい。あったまるなぁ

 

思わずポロっと出る言葉。

本場の静岡おでん、最高の酒のつまみだ。

 

それぞれの素材に染みる出汁。これは長年の歴史が作り出す味に他ならない。

うまい。うまいというより、深い。

 

隣の常連のおっちゃん曰く、

静岡の人間(おそらく昭和の)は、小さい頃から駄菓子屋でおでんを食べていたそうで、その慣れ親しんだ味を変わる事なく出し続けるお店が、ここ三河屋。

 

よそ者の私にも十分に美味しいが、生え抜き静岡人にとってはまた別の感情があるのだろう。

 

という事で、スイッチが入った我が空腹。

 

よし、

ガンガン頼んで行こう。

 

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串焼き、揚げ物なんでもござれ!静岡酎ハイを呑みながら、本気静岡を骨の髄まで味わい尽くす夜

おでん一つとっても、付きない話。

おっちゃんもきさくな方で、聞いたらなんでも教えてくれる。

 

 

食べたいメニューは数あれど、

他のお客さんが食べるものもついつい気になってしまう。

 

あの、それも僕ももらっていいですか

 

と、すかさずパクる他人のアイデア。

 

 

ナス焼き&ゲソ串。

 

これまた最高に酒が進む、一品料理。

 

ナスを写真にとっていると、

常連さんが「趣味なの??」と一言。

 

ええ、撮っても問題ないですかね、、

 

「大丈夫、大丈夫。ナスがままに・・・」

 

けっ

 

飛び交う親父ギャク、

今年何発目の「ナスがまま」なのだろうか、、、

 

生姜にちょこんと醤油を垂らし、熱々で柔らかいナスを食べる。

期待通りの飲んべえ大好き味に酒が進んでしょうがない。

 

ほんのり塩がきき海の香りが漂う大粒のゲソも、

言わずもがな、100点満点だ。

 

続いて揚げ物。

 

食感がザクザクっと楽しめる大きめのレンコン。

ハフハフしながら食べると、身も心もほっこり。

 

「○○の○○なアジフライだからうまいよ〜!!」

と、出してくれたアジフライは、

隣のおっちゃんにも話しかけられていたのでうまく聞き取れなかったけど、これがまぁ美味い。

 

ふわふわの身、サクサクの衣!

美味いが過ぎる大きなアジフライに、若干白飯が恋しくなる。

 

20時半過ぎから予約が入っているとの事で(予約できるのがビックリだが)、この楽しい時間も永遠に続くわけではない。

 

てな感じで、〆のおでん。

 

「しのだ巻き」なるものと、

「お好みあげ」。

 

聞き覚えのない、しのだ巻き。

それは、どっかのしのださんが発明したんだかどうか、少し酔っ払っててうろ覚え。

 

はんぺんのような練り物のまわりに、揚げが巻いてある一品。

これも酒呑み泣かせの染みる味だが、

隣のおっちゃん曰く、常連はわざわざ食べないとか(笑)

 

お好みあげは、野菜やすり身がふんだんに入った優しい味。

これも文句無し、バッチグー。

 

静岡酎ハイ(これも常連は呑まない!お茶はお茶で呑みたい!とのこと←もはや個人的意見)を呑みながら、

これだけは食べて行ってと他の常連さんに教えてもらったのが、

 

 

こちらの牛サイコロ焼き!一本400円。

 

近所の三笑亭レストランというお肉のお店と同じものを使っているとかで、

地元ブランドの静岡牛を大胆に使った串焼き。

 

「いきなりステーキで2000円払うなら、これ5本食うよ」

 

と、へべれけのおっちゃんが言う通り、

噛めば肉汁が溢れ出すピンクの和牛は、串とはいえ、もはやステーキ。

 

あぁ、これは本当に美味いや

 

と、静岡の本気を体全体で受け止めた。

 

会計を済ませると同時に、

新規の若い女性のお客さん2人組が入り、、、

 

「おでんは大根と〜、・・・」

 

と、カウンターの向こうで、待ってましたとばかりのおじちゃん。

 

 

何年も昔から足繁く通う常連と、

本場の味を求めて全国から集う新参者。

 

当たり前とそうでない常識がぶつかるカウンター。

 

それでも暖かく受け止めてくれる常連、

そして40年以上変わらない味を出し続ける三河屋、、

 

静岡、、なめてたなぁ

 

 

「予約してきてくれたら、席空けて待ってるからね」

とのことだ。

 

お酒とおでん、揚げ物に串。

そこに味付けされる常連さんとのコミュニケーション。

 

味だけでなく、その空間をも楽しめる静岡おでん。

ここは絶対また来たい。

 

とはいえ、、、

 

食える、まだ食える!

 

酒場放浪紀はまだまだ続く・・・

 

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本日行ったお店はコチラ

●みかわや

●住所:静岡県静岡市葵区常磐町1-8-7 青葉横丁内

●営業時間:17:00~22:00

●定休日:日曜 第2・3月曜

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