本ブログを立ち上げての記念すべき1店舗目は、鎌倉でもなければ和食でも無い、まさかの藤沢でのタイ料理。
この日は横浜で食事会だったはずが直前ですっぽかされ、半分やさぐれ状態で帰路に着いていたのだが、帰り道の藤沢でどうしても小腹が・・
そして相方の食べログを起動させ、パッと目に着いたのがこの藤沢が誇るタイ料理、ゲンキョウワンであった。
とりあえずメシ!と、軽い気持ちで入店したつもりが、予想を超えた美味しさに感動し、
「よし、この店舗を1店舗目の記事にしよう」
と思い立ったというわけだ。
そんなこんなで、これから続く長い鎌倉・湘南メシの備忘録の旅、ぜひお付き合いいただいたい。
カップルを尻目に一人入店!迷いつつも「本日あります」との誘惑にカオマンガイを注文!
とまぁ、まずはこちらのゲンキョウワン、藤沢駅南口を出てからあること徒歩4分、
ほとんど一本道なので、迷うことなくお店につくことが出来た。
お店の外観は写真の通り。特に特筆する様な感じもない、いわゆるタイ料理的な雰囲気が醸し出されている店構えだ。看板は読めないが、おそらくゲンキョウワンと書いてあるのだろう・・
整体やBARなどが入り乱れるビルの1回に位置する本店。
営業時間は22時までとの事。お店に着いたのが21時であったが、ドアにかかったOPENの看板を見て、ホット一息。
入店するとお決まりのタイの装飾が、筆者を優しく包み込む。
さて、実は店舗に到着するまでに、食べログのメニューでおおよその目星はつけており、店舗名の「ゲンキョウワン」の由来となっているゲーンキョワーン、訳してグリーンカレーを食べようと思っていた。
初めての店舗で店の看板メニュー、ましてや店舗名にもなっているメニューを頼まないなんぞ、グルメ侍としてのポリシーに反している・・のだが、
店頭の看板に書かれた
「本日、カオマンガイあります!」
の誘惑に、筆者は打ち勝つことが出来なかった。
それまでピリ辛だけどココナッツ香るグリーンを米にぶっかけ、口へかっこむ己の姿を想像していたのだが、カオマンガイのポテンシャルは凄まじい。
一瞬で筆者の脳内は鶏肉モードに切り替わる。春の夜の夢の如しとはこの事だ。
メニューはこんな感じ。おすすめメニューには写真が無い。己の想像力が試される仕様だ。
定番のタイ料理はもちろん、デザートもふんだんに揃っている。
タイ料理屋に行くと、いつもお酒をどうするかで迷うのだが、お酒の種類も申し分ない。
また、おすすめコース料理もお手頃価格で堪能でき、ワインのボトルも数種類、割り物系のお酒も常備してあるので、男性客、女性客問わず宴会を楽しめる仕様だ。
テーブル席しかないので、小さいお子さんがいる人向けとは言えないが、店内は狭くないので、ベビーカーは入っていけそうだ。
筆者が入店した際は、カップル2組と女性2名客。
なるほど中々の女性率。昨今のパクチーブームは、ここ藤沢も例外ではない。
そこに一人入店していく勇気、これもカオマンガイのもつポテンシャルがなせる技なのだろうか。
ちなみに、これが断念したゲンキョウワン。
君とはまたすぐに会える気がするよ。
と、別れを告げ、カオマンガイを注文。
そしてその相方に、デカデカとアピールされたブラックニッカビッグハイボールを注文。
ビッグハイボールで370円・・・安いな。
わざわざビッグとネーミングしてくる事からも、ジャンボさを売りにしているのかと思ったのだが、
全く、ジャンボではないごくごく普通サイズのハイボールがお見えになったw
普通のジョッキに普通のブラックニッカが入っている。370円・・・まぁ妥当だろう。
おしゃれなコースターが着いてきたので、筆者のテンションは現状維持のままだ。
そして待つ事、7分。
本日の主役が運ばれてきた。
滝の様な汗をかきつつ超ボリューム鶏肉にピリ辛ダレをつけ食す。超絶!絶品カオマンガイ
料理には2つのパターンがある。
食べなきゃ味がわからない料理。
そして、食べなくても上手いとわかる料理。
無論、これは後者だ。
所狭しと並んだ鶏肉、そんじょそこらのカオマンガイとは訳が違う。
これが人気店の所以か・・と、腑に落ちた瞬間だ。
付け合わせのキュウリも可愛くカットされている。この心遣いがまた嬉しい。
肉汁が溢れ出し、繊細な味に鶏肉の旨味が充満。これだけでも美味しいのだが、一緒に来たタレが格別だった。
店主曰く、辛いのでちょっとづつかけて食べてくれとのこと。
どんだけ辛いんだ??と心配しつつも、ピリッと辛い程度。
これなら辛いのが苦手な人でも、量を調整すれば問題ないだろう。
だが、丸々入った唐辛子が筆者の汗腺を刺激し、出るわ出るわ滝の汗・・
辛さはそこまでではないのだが、代謝のいい人はハンカチ必須案件である。
しかし、旨い。
かけたら旨さ倍増だ。
鶏肉の旨味を感じれる様なデフォルトの繊細さもいいが、タレをつけることで味がはっきりし、辛さが旨さに追い討ちをかける・・そんな感じだろうか。
旨いものを伝える難しさ・・歯痒い。
さて、ライスに目をうつそう。
もともとカオマンガイとは、鳥を茹でた時の茹で汁を使ってお米を炊くわけだが、ものすごく丁寧に茹でたんだなとしみじみ伝わってくる様な旨さ、香りが漂っていた。
そして、おそらくはタイ米だろうとは思うのだが、チャーハンなどでみる細長い感じはあまりなく、割と日本米に近いものを感じた。
ふっくらしているわけでは無いから、おそらくタイ米だと思うのだが・・
御託はいい、とにかく旨いのだ。
昔ドカベンで、コメの中には7人の神様がいると書いてあったが、タイ米には何人の神様がいるんだろう・・
誰も得しない疑問を抱えるほど、筆者の口は幸せで溢れていた。
スープはいい意味で、ザ・シンプル。
あっさり味で具もほぼ無く、ひたすらカオマンガイの引き立て役に回っている様子が伺える。
ただ、具のザーサイにはしっかりと塩分の味がついているので、物足りないと言うことは全く無い。
カオマンガイの辛さを優しく包み込んでくれる様な、二日酔いの時に飲みたくなる様な、そんな味だ。
そして、あとは胃にかっ込むだけ。
旨さに集中してからは、周りのカップルなどどうでもよくなり、ただひたすらカオマンガイと筆者の真剣勝負であった。
気づけば、辛いつけダレも完食し、一人の神様も残すことなく、一気に平らげてしまった。
ウマい!
次回来た時に、またコイツを頼ん
でしまうのでは無いかと心配だ。
しかしながら、藤沢駅はデブ活には事欠かない、グルメなお店が群雄割拠する美食の町だ。
タイ料理以外にも和食、洋食、ラーメンと、気になるお店ばかり。
でも結局すぐに再訪してしまいそう・・そんな魅力たっぷりのゲンキョウワン。
次こそは看板くんを頂こう。
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ゲンキョウワン
●げんきょうわん
●住所:神奈川県藤沢市鵠沼石上1-8-11 プロヴァンスビル1F
●営業時間:
11:30~15:00
17:00~22:00
●定休日:
第一水曜日のみ(年末年始を除く)
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