両親が鎌倉観光に来るとの事で、その案内役を任される、私よしつね。
紅葉まではもう少しだが、だいぶ涼しくなってきたので、
北鎌倉からのハイキングコースをぐるっと回ってみることに。
もはやハイキングと呼ぶのかどうか、道無き道を進んでの峠ごえ。
途中、葛原岡神社で皿を割ってみたり(失投)、銭洗弁財天で小銭を洗ってみたり・・・
山側の鎌倉をひとしきり堪能しつつ、気づけば時刻はちょうどお昼の12時。
足はパンパン、そしてお腹はグーグー。
ということで、お昼のランチにやってきたのがこちら、
若宮大路に立地する老舗うなぎ屋さん、茅木家(かやぎや)。
1人では中々行くこともないうなぎだが、たまには・・・ね(幸せ)
というわけで、大好物のうな重を食べるべく、さっそく店内へと入っていく。
鎌倉駅徒歩5分、若宮大路に面する老舗うなぎ屋さん、茅木家(かやぎや)でランチ! うな重(大)ときも吸を!
鎌倉駅西口から徒歩5分。
鳩サブレーの並び、若宮大路に面するのが、
地元でも有名な老舗うなぎ屋さん、茅木家(家系ラーメンではありません)。
その威風堂々たるたたずまい。
歴史と伝統を感じさせる暖簾をくぐり、さっそくお店の中へと入っていく。
座席は1階、2階と用意されており、うなぎとはいえ畏った雰囲気ではなく極々庶民的な空間。
高齢の夫婦や七五三の団体が数組みられるものの、やはり若いカップルや観光客の選択肢には中々入らないからか、そこまでの混雑ではない模様。
窓からは若宮大路と参道を見下ろすことができ、
うんうん、なかなか風情があっていい感じだ。
ハイキングでカラカラの喉を潤すべく、まずは瓶ビールをゴクリ。
くぅ〜、キンキンに冷えてやがる・・・
といったところでメニューをチェック。
さすが老舗のうなぎ専門店、余計なメニューなどは一切なく、
うな丼、うな重、蒲焼き定食のみとなっている(メニューにはないが親子丼もあるらしい…)。
久々の鎌倉観光に、久々のウナギ!
もちろんここは・・・
・うな重(大)
の、一番大きなサイズをチョイスすることに。
ちなみに、うな丼(小・大)、うな重(小・大)と選べるが、これはウナギの量が多いか少ないかである。
きも吸(220円)もセットにしていただき、注文完了。
ずっと楽しみにしていた茅木家のうな重、ああ、早く食べたい・・・
関西風?な「焼き」がメインの絶品国産うなぎ! ふわふわの身に染みる老舗の秘伝ダレ、香ばしいかおり…超絶!美味い!!!
突き出しの煮物をいただきながら待つこと10分。
他のお客さんが少ないからか、案外またせることなく到着したのがこちら、
たっぷり2切、光り輝くうなぎ。
茅木家のうな重(大)である。
これは・・・うまそうだ・・・
大きな国産うなぎにたっぷりと染み込むタレ。
その焼き目がキラキラと輝き、ああ、なんてうるはしゅうものよ。
箸でブロック状にメスを入れ、さっそく一口食べてみると・・・
ああ・・・うますぎる
「好きな食べ物って何??」という愚問を浴びせられては、
そんなの絞り込めるはずもなく、やむを得ず「ファミチキ」「ペヤング」などと答えていたが、
もしかして俺、うなぎが一番好きかも…
と感じるほどに、
茅木家のうな重・・・とにかく美味い!!!
どちらかというと、関東の蒸してふっくらさせるタイプではなく、焼きを重視した関西系なのだろうか。
程よく脂がのりつつも、どこかヘルシーで品のあるうなぎが・・・最高だ。
ちなみに、関東と関西ではうなぎの文化が異なっていて、
開き方一つとっても、関東は背開き、関西は腹開きが主流。
関東はうなぎを蒸すことにより、ふっくらふわふわにするものだが、
関西では蒸さず、職人の技術でふわふわに焼き上げていくのが一般的なものとなっている。
必然、関東圏で食べるうなぎはふっくらジューシーなものが多く、それはもちろん、めちゃくちゃ美味いのだが、
過剰なまでのふわふわ感と甘いタレで後半もたれてしまうことが多く、小さいサイズの方が最後まで美味しく楽しめる・・・というのが個人的な考え方。
対し、こちら茅木家のうなぎは、ガッツリと蒸したって感じはなく、程よいふわふわとうなぎの食感が楽しめる一品。
伝統の甘だれにもしつこさがなく、うんうん、全くもって飽きがこない。
三つ葉のかおりで心温まるきも吸、
そして漬物で箸休めをしつつ、
哀愁ただよう折り返し地点に、一抹の寂しさを感じながら、
ただひたすら、「うなぎ」という素晴らしき食文化を味わっていく・・・
中国産から国産、時には「どうみても穴子だろ…」という詐欺まがいのうなぎまで色々と食してきたが、
茅木家のうな重・・・これは美味い。
「もっともっと食べたい!」と思えるほどにしつこくなく、上品なうな重。
しかし、時の流れは無常なり、
あっという間に重箱は空っぽ。
隅をつついてみても、悲しきかな、米粒一つ残さず完食である。
贅沢なひと時ではあったが、これだけの満足感を得られるのであれば、むしろ安いとさえ思ってしまう一品。
次の土用の丑の日に、いや、なんなら次の土曜日に。
すぐにでも再訪したい茅木家のうな重、これは完全にオススメだ。
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茅木家
●かやぎや
●住所:神奈川県鎌倉市小町2-11-16
●営業時間:11:30~16:00
●定休日:金曜
●TEL:0467-22-1460
●http://aquadina.com/kamakura/spot/146/
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