オクシモロンといえば、鎌倉小町通りに店を構える、超人気店!
雑誌や観光誌にも頻繁に掲載され、パクチー好きの若い女性をメインに、老若男女が足を運ぶ鎌倉屈指のカレーの名店である。
誰もが一度は食べておくべきエスニックカレー。
もちろん私も食べたことはあるのだが、噂を聞きつけたグルメツーや、映え写真をインスタに投稿したい若者の行列にともない、最近は中々足を運べていなかった。
・・・が、約1ヶ月前までの鎌倉オクシモロンの日常。
しかし、ご存知の通り現在は非常事態宣言による外出自粛モード。
閑古鳥が鳴くとはよく言うが、獲物を失ったトンビが物寂しそうに鳴いているのが、今の鎌倉、小町通りの現状である。
ともあれ、「え、このタイミングで決行するの?」とも思ったが、この日は鎌倉にて免許更新のための講習会。
三密を推奨しておきながら、三密の会場にて執り行われるその講習会に備えるべく、小腹を満たすためにぶらぶらしていると、
話は戻り、こちらのオクシモロンonari店(冒頭で紹介した小町通り店の2号店)を偶然にも発見する。
しかも現在は通常営業はしておらず、テイクアウトのみとのことで、他のお客さんの気配はゼロ。
不幸中の幸いと言ったら語弊がありそうだが、待ち時間なしでオクシモロンのカレーが食べられるならと、店内に入っていくのであった・・・
行列ができる鎌倉屈指のカレーの名店、オクシモロンonariへ!雑誌にも多数掲載されるガッツリパクチーの映え料理、エスニックそぼろカレーを注文!
鎌倉駅西口を出て真っ直ぐ進むと、青山のセレブたちが愛する老舗高級スーパー、紀ノ国屋にあたるのだが、その駐車場スペースの隣に店を構えるのが、オクシモロンonariである。
本店へは伺ったことがある、私よしつねであるが、こちらの2号店は初訪問。
オシャレなセレクトショップのような外観ではあるが、おいしいおいしいカレー屋さんなのである。
店内にはお客さんはおらず、人気店といえど、アイツの影響もあるのだろう。
現在はテイクアウトのみの営業となっており、テーブルや椅子などは、小学校の掃除の時間のように、奥へと避けられている状態だ。
店内にはコーヒー豆やオクシモロン特製のおやつなども販売されており、いかに人気店として支持されているかを確認することができる。
ちなみにこちらのオクシモロン。
平常時に店内で食事を頂く際は、イイホシユミコ先生のレトロでナウい超絶オシャレな食器にて提供される。
私もわざわざ原宿の販売スペースに行くほどに好きな食器なのだが、これで盛り付けられた料理はシャケ1匹でも豪華に見えるから不思議である(笑)
気になる方はググってみて欲しい。
と、話は脱線したが、用意されているテイクアウトメニューはこちらの4品。
全て税込価格の1000円ぴったしとなっており、
・エスニックそぼろカリー
・和風キーマカリー
・チキンカリー
・コルマカリー
以上のラインナップがテイクアウト可能である。
エスニックそぼろはオクシモロンの定番カレーで、コルマカリーは効き馴染みがないが、野菜を使った甘味のあるカレーとのこと。
もちろん定番のエスニックは食べたことがあるが、近年の行列から、数年のブランク。
他のメニューも気になるが、久しぶりのご対面と言うことでエスニックそぼろカリーを注文することに!
2号店まで出す人気店、オクシモロン。
そこにあぐらをかいていないかをチェックするためにも(謎の上から目線)、自称グルメハンターの私はそれをテイクアウトをするのであった。
変わらずの美味さ、オクシモロンのエスニックカレー! アジアン香るパクチーと大葉にビッシリ詰まったそぼろ、超絶美味い最強映えメシを堪能!
もはや忘れそうになっていた本来の目的、免許の講習会はおよそ30分後。
海を見ながらまったりと・・・と、そんな悠長なことも言っていられず、近くのベンチに腰を下ろし、市役所方面へ向かう人たちにジロジロと見られながら、テイクアウトしたカレーを外で食べることに。
さすが人気店と言うか、オシャレ店と言うべきか・・・
テイクアウト容器一つとっても少し変わった特別仕様のものになっており、そこが深くて取手のついた、かわいらしいパックで登場。
しかも、セットでお漬物と、サービスでくるみの焼き菓子も頂いた。
そんなお店の配慮が行き届いた、エスニックそぼろカレー。
こちらは別紙に食べ方が書かれており、まずは弁当のカスタマイズからスタート。
ギッシリとひかれた豚挽き肉にナッツがお弁当の底に盛られており、そのふた部分には、おなじみのパクチー、大葉、青ネギがこんもりとよそられている。
本来であればご飯部分を温めるのが推奨らしいが、外のベンチなう。
惜しまれつつもその行程だけはカットし、野菜と辛み、最後にレモンを加えて、オクシモロンのエスニックそぼろカリーの完成である。
久しぶりのご対面。
果たしてその味はあの頃のままなのかと、さっそく一口頂いてみる。
あぁ、やっぱうめぇぇぇぇ・・・!
変わらないエスニックそぼろカレー。
想像通り、いや、想像を超えるレベルでのハイクオリティなテイクアウトカリーに、人目という羞恥を忘れ、爆食に没頭する。
スパイスで炒められた甘辛豚挽き肉にナッツの食感が醸し出す、異国感。
そこに追い討ちをかける大陸からの刺客パクチーと、大葉という「和」が融合され、ただのエスニックではない、オクシモロン独特のエキゾチックな味わいを存分に楽しむことができる。
さらに、青ネギの風味やレモンのさっぱりとした果汁が、豚そぼろの存在感をより際立たせ、咀嚼するたびにナッツの風味が鼻から抜ける仕様。
子供に指を指されようが犬に吠えられようが、もはやそんなもの全く気にならず、目の前のエスニックそぼろカレーを、香取慎吾ばりに大きく開けた口に放り込んでいく作業のみに没頭する。
何口食べても・・・美味い。
しっかりと漬かったお新香をシャキシャキと摘みながら、そのまま一気に平らげて、あっという間の至福の時が終了するのであった。
ただし、できれば水分はあった方がいいのと、ナッツ入りご飯でかなりアゴの力を消耗するので注意。
最後に、サービスで頂いたくるみの焼き菓子をひとかけら頂く。
甘くて香ばしい上品な味は、ワインのお供にぴったしと判断し持ち帰ることに。
人気にあぐらをかかず、こんなご時世においても変わらぬ美味さを提供するための努力をする、お店の姿勢、配慮。
それこそが人気店たる所以であり、人々を魅了し続けるところなのであろう。
口も心も満たされ、満足感の放物線は頂点に。
そしてあとは落ちるだけ、
いざ、憂鬱な免許講習へ・・・
鎌倉OXYMORONのスパイスカレー スパイス5つからはじめる、旬の野菜たっぷりの具だく [ 村上愛子 ]
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オクシモロンonari(OXYMORON)
●おくしもろん おなり
●住所:神奈川県鎌倉市御成町14-1 御成町ビル 1F
●営業時間:11:00~19:00(L.O18:30)
●定休日:火曜日
●TEL:0467-40-5633
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