かつてないほどの仕事の忙しさに追われ、なかなかゆっくり飯が食えない日々も続いたが、ようやく今日は1日休み。
天気もポカポカの散歩日和で、休日の小町通りを進んでいく。
土曜日と言うこともあり、かなりの人混み。
とても新型肺炎が流行っているとは思えないほどの、盛況っぷりである。
別で食事を済ませていたこともあり、小腹そこそこに小道を散歩がてら進んでいくと、、、
カフェ・アンティーク、ミルクボールの看板を発見。
鎌倉でも有名な喫茶店でありチェックしてはいたものの、こんな小道にあるとは知らなんだ。
ここで会ったのも縁と思い、美味しいデザートでも食べにいくかと店内へ入っていく・・・
小町通り脇の隠れ家的レトロ喫茶、カフェ・アンティークミルクボールへ!甘味を頂くつもりがランチセットを欲張ってしまう
鎌倉駅、小町通りを進み脇道に逸れると顔を出すのが、
こちらの一戸建て隠れ家、レトロなアンティーク喫茶、ミルクボールである。
流石に冬場のテラスは空いていたが、閑静な鎌倉を味わうことが出来、とても気持ち良さそうである。
「こういうカフェで飲む珈琲て格別なんだよなぁ」
なんて気持ちになりつつ、表のメニューを流し見する。
土曜日の午後13時半、かなり混雑が予想される時間ではあるが、果たして店内はどの程度賑やかなのか・・・
そんな気持ちも抱えつつミルクボールの扉を開けると、席にはまだ余裕がある様で、店員さんに禁煙席を案内してもらう。
中ももちろんレトロな喫茶店で、まるでタイムスリップした様な、いにしえ感。
ちょうど扉の向こう側がテラス席に繋がっており、店内へ差し込む日差しがまた気持ちいい。
喫煙席は中々の混雑っぷりだが、禁煙席は自分1人。
まぁ、レトロな喫茶店あるあるの一つだろう。
ミルクホールという店名から察するに、「ミルク」製品に力を入れているのだろうか。
小学生並みの浅い読みと思考を頼りに、アイドルタイムの甘味を探そうとメニュー解析を始めていく・・・
こちらのランチメニューに加え、
グランドメニューも用意されている。
てっきり甘いスイーツやドリンクがメインのカフェかと思いきや、意外や意外に、胃袋へ訴えかけてくる洋食メニューが所狭しと並んでいるではないか。
すでに昼食は済ませてあるという状況であるにも関わらず、ミルクボールの洋食ジャブがみぞおちにくる、、、
「まぁ、見るだけね・・・」
と、心の中で呟きメニューに目を通すと、
定番のハヤシライス、ビーフカツレツ、それに「ウインナーwithライス」という名のオシャレなのかどっちか分からない料理に加え、ブランチセットなる、アルコールがセットになった料理の姿も。
そんな料理を見ていると、それまでのパフェやプリンアラモードの気分から一転、洋食飯モードへとオートマチックにギアが変わる。
本日のオードブルにワインを合わせてしまおうか、それとも自家製スモークチキンのブランチセットにビールを頂こうか・・・
そんな贅沢な悩みを抱えながら、ふと視界に入ってしまったメニューが、「白いオムライス」というシンプルな肩書きの「オペラライス」なる一品。
「白いオムライス・・・? なんだそれは」
量もわからなければ、見た目も何もかもが不明。
自分が無知な故に知らないメニューなのか、それすらも分からない一品であるにも関わらず、「白いオムライス」と聞かされて、見ずに帰る方が難しい。
・オペラライスセット(珈琲&デザート付) ¥1220
本日2度目のランチを注文。
瞳を閉じて、白いオムライスを心に描きながら待つことに・・・
昔ながらのチキンライスにホワイトソースがたっぷりかかった、ミルクボール特製オペラライス!珈琲とミルクスイーツがセットになったオシャレランチを堪能!
オペラライスを想像しつつ、店内を見渡しながら待つ。
レトロなアンティーク喫茶ということで、
見ているだけで楽しい店内、そして小物の一つ一つ。
時間はあっという間に過ぎていき、注文してから10分とかからず、
想像していたものに近いようで近くない、「白いオムライス」こと、オペラライスの登場である。
ここまで「白」で埋め尽くされた皿を見るのは、人生で何回目だろうか・・・
「茶色いものが多いですね・・・」と、突っ込まれることが多い当ブログであるが、それを帳消しにするほどの、the・ホワイト。
そして驚きを隠せないのが、
ぜんぜん、オムでとじてねぇ〜
ちなみに、後で調べたところ、オム=卵ではないらしい。
・・・お、おう。
瞳までとじて思い描いていたオムライスとのギャップに驚いたものの、これはこれで未知のオムライス。
ライス部分をスプーンですくい、口へと運んでいく・・・
なるほど、、、美味い
中身は本当にシンプルなチキンライスで、具材もなく薄味。
よくある、ふわとろオムライスの中のケチャップ濃いめのチキンライスとは異なり、洋食シェフが作る、さながらホテルのシーツの様に、ビシッとシワのない綺麗なオムライスの中にある、上品なチキンライス。
主張は薄めである。
しかしながら、チキンライスの主張が少ない分、濃厚でとろ〜りしたホワイトソースの味がしっかりと堪能でき、「さすがミルク!」と言わざるをえない様な、ミルクを売りにしている店でしか味わうことのできない、ミルキーさを堪能することができる。
優しい味が続くので、口の中がぼんやりしてくるのだが、
付け合わせの野菜がピクルスになっており、その酸味で、味覚に輪郭が戻ってくる。
さすが、ミルクの扱いには手慣れているのか、コーンフレークと異なり、生産者さんの顔が想像できる味となっている。
オムライスと言われれば違う様な気もするが、濃厚なホワイトソースと食べるチキンライス、旨くないわけがない。
そのままバクバク食べ進み、あっという間に最後の一口。
ランチ2回目の自分でもソッコーで食べ終わり、正直もっと食べたいくらいの量に儚さはあるが、美味いものは少量と相場は決まっているもんである。
お皿に残ったホワイトソースを完璧に完食し、あまりにも早いランチタイムの終了。
「オペラ」歌手の体積とは真逆であったが、濃厚ミルクが堪能できる唯一無二の味に大満足である。
そして、食後にいただく珈琲とデザート。
いつもの流れでブラックを注文してしまったが、ここでは「ミルク」を入れるべきだと、後から気付き反省。
しかしその苦味と、濃厚且つ上品なミルクの味が存分に楽しめるこのセットが、食後のオシャレタイムに華を添えてくれる。
気づけば禁煙席も満席になっており、おばちゃん達のトークで賑やかになる店内。
珈琲をすすり、お会計をして店を後にする・・・
久々の鎌倉メシ。
やっぱり鎌倉メシは飽きが来ない。全ての店、全てのメニューが一期一会で、毎日が驚きの連続だ。
そんな気分を味合わせてくれた、レトロ喫茶ミルクボールのオペラライス。
ただ、締めにラーメン行けるな・・・
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ミルクホール
●みるくほーる
●住所:神奈川県鎌倉市小町2-3-8
●営業時間:
平日 11:00-20:30 (L.O.20:00)
土日祝 11:00-21:30 (L.O.21:00)
●定休日:
不定休 HPをご確認下さい。
※メンテナンスなどで年に6日ほど休業
http://www.milkhall.co.jp/index.html
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