江ノ電は腰越駅。
鎌倉市の外れに位置する同駅だが、中々ディープな場所でもある。
食べログ掲載店も多いのでお腹的に満足、江ノ島や湘南の海も堪能できるので心も満足、波の音を聞くだけでも実に気持ちのいい場所だ。
その腰越海岸を横目に国道134号を走ると、見えてくるのが一風堂。
超定番の同店だが、前々から気になっていた。
なぜなら、景色がめちゃくちゃ良さそうだから。
海沿いにたたずむ同店、湘南の海と江ノ島を一望できる絶景スポットだ。
その名も一風堂湘南SEASIDE店。
お、おう。
というわけで、初訪問。
いつも迷う赤丸と白丸 悩みに悩み、結局いつもの赤丸新味をチョイス
というわけで、お店に到着したのが12時半ころ。
休日のランチどきではあるが、並ぶことなく入店。
都内のビルなどに入っている一風堂は並ぶことがあるが、国道沿いの店舗は意外と並ばない。
一蘭もそう。国道人気ラーメンあるあるだ。
きになる外観だが、
英語表記で、IPPUDO。
階段を登っていくスタイル、別の国に来たみたいな感じ。
私の知っている一風堂ではないが、どことなくオシャレ。
何かIKEAを彷彿とさせるコンテナ感、
そして英語。
暖簾をくぐると、そこはおなじみの一風堂、湘南SEASIDE店のおでましだ。
店内は少し開放的な、南国スタイル。元気な定員さんが席へと案内してくれる。
カウンター席も、テーブル席も多く、一人客でもファミリーでも気軽に入れるところが、拘りすぎないラーメン店のいいところ。
休日だからか、ファミリーとカップルが多い。
さてさて、
一風堂には大きな2枚看板があり、
それがこの白丸と赤丸だ。
白丸はスタンダードな一風堂本来の味。豚骨風味を存分に味わうことができる一品。
対し、赤丸はというと、特製の香味油と辛みそを加えた、白丸の進化系。
白丸 ¥750(税抜き)
赤丸 ¥820(税抜き)
進化している分、70円高くなっている。
私は、いつも赤丸だ。
やはりあのシルキーで品のあるスープもいいが、そこに少しばかりのヤンチャを加えたい。
しかし、しばらく白丸も食べていないしなぁ・・・と悩む。苦渋の選択だ。
サイドメニューに目を移すと、
店舗限定メニューを発見!
どれも美味しそうなのだが、異常に揚げ物を勧めてくる。
これにはなんのメッセージが込められているのだろうか。
博多ひとくち餃子にチャーハン。
ハカタノチカラめし。
どれも胃袋にかきこみたくなる渾身の油ジューシー料理だ。
そして、
まさかのラーメンスイーツ。
麺の部分は杏仁豆腐を使用しているらしい。
どう細く麺状にカットされているのか、非常に気になるスイーツである。
と、メニューをグダグダみていてもしょうがない。あの苦渋の決断からは逃れられないのだ。
心を鬼にし、
「スミマセン、赤丸一つ」
と、いつもと代わり映えのないメニューをチョイス。
しかし、ここは湘南SEASIDE店だ。いつもの赤玉とは一味もふた味も違うだろう・・・
と、至福の時間を待つのであった。
絶景オーシャンビューで味わう豚骨ラーメン!いつも以上に細麺をすするすする!!
そして待つこと5分くらい。
固めで注文した、我が赤丸の登場である。
これだよ、これ。
上品でミルキーなとんこつ。その雲海に浮かぶチャーシューの島。
自らがキノコであることを忘れたかのように、無邪気に泳ぐキクラゲの群れ。
その上品な空間に突如現れた不良転校生、辛みそ。
やはりこいつの存在がでかい。
こいつの緊張感が、他のみんなをピリッと引き締めさすのだ。
たっぷり香味油の香りが私の食欲を刺激する・・・
かた麺をすくい、いざすする。
おう・・・やはり美味い。
食感よし、とんこつよし。
感動の辛みそとの相性・・・このメニューを作ってくれた社員の方に全力で感謝したい。
他具材はというと、
薄くスライスされているにも関わらず、ジューシーで存在感抜群のチャーシュー。
香味油と交わることで、その破壊力が数倍増す。
そしてキクラゲのコリコリ感。
ネギのシャキシャキ感。
一風堂のラーメンは食感がステキだ。
辛みそをスープ全体に行き渡らせ、あとはすするだけ。
ズルッ!
ズルッ!!
食感の良い固めの細麺なので、気づいたらあっという間に胃袋の中に消えている。
まるで手品のよう。
というわけで、すかさず替え玉を注文。
同様に、かた麺。
後半戦の始まりだ。
一風堂で欠かせないのは、トッピング。
ピリ辛もやしに、
おなじみ紅生姜。
そして、これぞ博多、ピリッとした辛さがクセになる高菜である。
豪華かつ華やか。
かつての秋山・清原・デストラーデを彷彿とさせる、最強クリンナップ(古い)。
胃袋の歓声もより一層大きくっている。
こいつらを豪快にスープに放り込み・・・
あとは無心ですするだけ。
この辛さ、たまらないんだよなぁ。
というわけで、ものの2,3分でソッコーで平らげ、優雅であり豪快なランチタイムは幕を閉じるのだ。
あ、そういえば絶景オーシャンビュー・・・
カウンター席は海に背を向けて食べる仕様。
ラーメン中に余計な情報は入れてはならない、そんなお店のプライドを感じる(そんな訳ない)。
テーブル席であれば外の景色も楽しめるので、せっかくならという人は、その席を案内してもらえばいいだろう。
というわけで、海を見下ろす一風堂湘南SEASIDE店。
次に行った時も、また赤丸を頼んでしまいそうだ。
それに店舗限定メニューの謎の油推しも気になるし・・・
おー、食った食った。
じゃ、海岸で海でも見ながらビールでも行っちゃいますかね・・・
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店舗詳細
●いっぷうどう しょうなんしーさいどてん
●住所:神奈川県鎌倉市腰越3-5-29
●営業時間:11:00~23:00
●定休日:基本は無し
●駐車場:あり
(1Fが駐車場になってますが90分以上止めると別途料金は発生します、90分以内なら無料)